住宅業界歴約10年…二級建築士&インテリアコーディネーター
『かずパパ』です!
僕のブログは建築士としてそして…住宅業界人として
これから家づくりする人に
家づくりで後悔してほしくない!
家を建てた後も楽しい暮らしを送って欲しい!
という思いからより多くの方に僕の経験や失敗から得た
情報を届けるために始ました!
今回はそんな僕の自己紹介と経歴をお送りします!
かずパパってこんな感じ
まずは簡単な自己紹介ですが、
前述した通り僕は二級建築士&インテリアコーディネーター(iC)
として住宅営業をしている2児のパパです!
富士山のある静岡県に生まれずっと静岡に住んでいます
(山梨県民の人怒らないで!)
最近はまっているのは『中田敦彦YouTube大学』
そしてくらしに関わるお金の勉強!
僕は20歳で住宅業界に入り
色々な形でずっと住宅に関わってきました!
その経験からとにかく構造が良くてシンプルな家が得意です!
資格もあって家も建てて子供もいる僕ですが、
順風満帆な日々を送ってきたわけでもなく
わりと挫折が多いです…
以降は僕の経験談をお送りしていきます!
(楽しんでもらえたら幸いです)
挫折する高校生、焦る専門学生
今でこそ住宅業界に魅了されている僕ですが、
実は高校では美術を学んでいました…
でも、周囲の画力や情熱に対して『ついていけない』
そして、『自分は美術では食っていけない』と感じていました。
そんな、結構ドライな高校生だった僕が、
進学先に選んだのは『建築』の専門学校。
理由はもともとインテリアが好きだったことと
『大学で4年も勉強できない!』という
なんともせっかちなものでしたが、
2年の学生生活ではもともと興味のあった
インテリアコーディネーターの他に、
建築士資格の受験要件(その当時は必要だったのです)
授業の中でCAD、色彩検定、福祉住環境など
いろいろなものが得られて大変実りのある学生時代でした!
しかし、どれだけ資格があっても当時の就職活動は難航…
大手ハウスメーカーや地元工務店を受けるも
ことごとく『お祈りメール』をいただき…
最終的に内定をもらえたのが従業員10名くらいの工務店でした!
…しかも内定を受けたのも年明け間近のタイミングで…
世間知らず&焦りのあった僕はその工務店に入社を決めました!
これが、人生観を大きく変えることになります!
入社した会社は…ブラック!
さて、焦りと不安で入社した僕ですが…
この後、10ヶ月ほどで会社を辞めることになります!
最初は新卒社員としての『頑張るぞー!』という気持ちだった
若き日のかずパパ…最初に覚えた仕事は
朝、社員全員にコーヒーを用意することでした!(笑)
「なんじゃそりゃ!?」ですよね
でも、純真無垢(?)だった僕は素直にやってました
『設計職』での採用でしたが、
人数少ないしそんなもんかと…
しかし、素直な新卒社員でもだんだんと異常に気付きます…
タイムカードは…出勤だけ?
今思えばこれが最初の「?」でしたが、
僕が最初に入った会社は出勤はタイムカードを差しますが、
退勤は謎のカレンダーにハンコを押す
…というルールでした!
学生時代の居酒屋アルバイトでも出勤・退勤は打刻していたのに
正社員採用で社会人になったらなぜかハンコ
…ちなみに8:30くらいに出勤して
退勤していたのは23時くらいでした
普通におかしい…
でも、自分の仕事が遅いせいだと思ってました!(笑)
これから就活の皆さんは、
勤怠打刻のシステム確認しておいた方がいいですよー
先輩としてのアドバイスです(笑)
確認申請がおりない…
さて、疑問を感じながらも必死に社会人をしていた純真かずパパ
毎日コーヒー淹れてても一応、設計職で入っております!
当時の職場は確認申請を自社で提出していたので
『まちづくりセンター』という機関に
建築基準法に適合した建物かどうかの検査を依頼しに行っていました。
この『確認申請』が下りないと建築には着手できません
これが、ことごとく…一回で下りない
書類の不備ならまだ自分のミスだからわかります
(今なら不備とか起こさないと思いますけどね)
でも、先輩の作った図面の不備となると…正直怖い
それでもどうにかこうにか図面を直して
確認申請通るようにするのですが…
…変ですよね?
『確認申請』出すってことは、
計画が決まってGOサインが出ているってことなんです
お客様からしたら決めた内容が申請出したら変更されて返ってくるってことです…
果ては…『まちづくりセンター』で要注意になってしまい
別の機関に確認申請を出しにいく始末
疑念は深まっていきます…
大工さんが、監督さんが、営業さんが…いなくなってく!
疑念を抱きつつも社会を知らない
いや、知ろうとしない僕…
仕事終わりには同僚と飲みに行き
会社の愚痴を言う生産性のない日々を送っていました
そんな中でも日々は過ぎていきます。
そして、会社では入社時に居た
監督さん、営業さんはたまた、
僕より後から入った中途の社員まで
どんどん辞めていきます…
営業さんが辞める…残った設計が打ち合わせに出る
監督さんが辞める…設計と営業が現場を回る
その後…本来の業務である図面作成…見積作成
この頃には退職をはっきり意識していました。
実家にもけっこう心配かけていたと思います。
とにかく人がいなくなる会社は本当に危険です!
なぜなら『引き継ぎ』も不十分
技術も継承されない
報連相なんてうまくいく訳がない
お客様も社員も誰も幸せなれないのです。
これまでのエピソードに
もし万が一、自分と重なる部分を感じた方は
早急に転職活動をするか、
転職のためのスキルアップを始めてください!
ブラック企業の一番怖いところは…それが当たり前になって
心が麻痺することです!
全部新卒のせい!?
やばいよ!やばいよ!
ということで、上司には告げずに
インテリアコーディネーター資格を目指していた僕。
(学科試験は在学中に合格していたので、
勤めながら実技を受験しました)
そんなころに事件が起きます!
いや、ここまでも事件だらけなんですが…
それは…
上棟やり直し!
…意味わかんないですよね…
その感覚が正しいです。
この頃になると新卒1年目にもかかわらず
人材不足によりプレカットチェックという
建物の骨組みの確認まで回ってくることに…
でも、僕にはまだそこまでの図面をチェックできる能力はありませんでした
「取り敢えず見とけ」と言われ
できる範囲で確認して課長へ回します。
しかし、その確認が間違っていました!
そしてそれが発覚したのが…上棟時
トリプルチェックしたはずの課長や社長にも
「お前のせいだ」と言われまして…
もう二度と経験したくないと思えるほどに
毎日、胃痛になってましたね!
人間、精神が健全じゃないと身体を壊すって初めて実感しました。
ちなみにこの会社の時代は数々の事件が起きていたので、
書ききれないほどエピソードがあります。
ですが、この事件が最後のきっかけとなり
退職届を叩きつけました…
勢いで退職した先で
ここまででやっとの思いで就職した会社を退職した僕ですが、
この『退職』実は…
次の職場を決めずに退職してます!!!
(とにかく、やめたかったので…)
この時しっかり知っていたかった社会制度…
退職時の社会保険について無知だったので
とにかく生活するために数ヶ月フリーターとして
昼は現場作業員(前の職場で現場仕事もしてたので)
夜は居酒屋店員(専門学生時代の経験から)
ダブルワーク・トリプルワークで
頑張っていました…
しかしフリーターはとにかく実入が少ない
そして、仕事がないと帰らされる
てな感じで、限界を感じていました…
そんな時インテリアコーディネーターとして
採用してくれる会社が見つかり
地元の中堅ハウスメーカーに
入社できることになりました!
今思えば、社会制度をもっと知っていれば
あそこまで苦しいこともなかったのかもしれません…
でも、学校じゃあんまり教えてくれないんですよね
とにかく情報は自分から学びに行くしかないです!!
その頃は出版されてなかったけど
本当に『お金の大学』は読んで損ない本です…
もしこのブログを読んでいて
『社会保障』ってなんとなくしかわからないなーって方は
一度でいいから読んでみてください!
人望って大事…中堅ハウスメーカー時代
晴れてインテリアコーディネーターに成れたかずパパ!
今度は地域でもそこそこ知名度のある
2×4工法の会社です!
流石に知名度もあるし社員もそこそこいるし!
大丈夫でしょう!
タイムカードは相変わらず退勤は謎のハンコ制度だけど…(おいっっっ!)
それでも頼りになる先輩やベテラン社員さんも居て…
『まとも!!!』って感動してました。
インテリアコーディネーター以外の業務をやらされることもないし!
…と思っていた時期がありました…
店がなくなっていく…
先にもお伝えした通り2社目に入社したのは
地元でもそこそこ知名度のある中堅会社でした
県内とはいえ営業所も各地にあり
展示場も6〜7ほどありました…
でも僕が入って数年する頃にだんだんそれが無くなりだします…
簡単にいうと経営状態がやばかったのです!
当時の社長はいわゆる2世社長で、
会長の息子、現場からの人望はまったく無く
また、会社経営もうまくありませんでした
進まない無駄な会議、やる気のない研修
でも流行りには乗りたいから建売や豪華な展示場をオープン
展示場にはガラス張りのお風呂とかあるんですよ!?
一般住宅を建ててるのに誰が採用するの!?
経営が悪化しているので家賃が払えません…
結果的に営業所や展示場がなくなっていきます…
そうすると…もうお分かりですね!
優秀な人からだんだんと居なくなっていきます!!!
規模が違っても辿る道は同じ
展示場や営業所がなくなっても、
その後経営を立て直せれば良いのですが…
ここで難しいのが人材の流出です
そう社長には人望がなかったのです!
傾いていることがわかるほどに
人が辞めまくります!
そうすると…人員が足りなくなるので
僕はこの時、iCと現場監督・アフターサービスを
兼任してました…同じ給料で…
所長、僕、業務兼任してるんですけど給料はどうなるんですか?
俺にはわからん
印象深い会話ですね…
そんなわけで、僕は再び資格を取ります!
この時取得したのが二級建築士!
勉強自体は昔からしていたのですが
学校卒業後は独学でやろうとしていました…
でも、この時『絶対合格しないと潰れる会社から出られない!』と思っていたので
ローンを組んで資格学校に通いなんとか合格しました!
独学で2〜3年やって
学校に1年通ったわけですが
感想は…『そりゃあんだけ勉強すりゃ受かるわ』です…
とにかく宿題は大量に出るし、予習は必要だし
復習もしておかないと授業に乗り遅れる…
でも、このとにかくいっぱい勉強をやらせてくれる環境が
資格学校に行く意味でもあるなと思いました。
もっと早く知りたかった
無事に建築士免許を取得した僕は再びの転職活動を始めます。
そしてここで使ったのが、
転職エージェントです
この転職エージェントは事前に自分のできることや
アピールポイントを伝えておき
エージェントさんに募集をかけている会社を紹介してもらう
…ざっくりいうとこんな仕組み
これ、最初の転職の時に知っていれば
相談に乗ってもらいながら、職場探しができたのに…
とも思いますが、今の僕があるのは
これまでの経験あってこそ!
凄いいいな!と思ったのは
エージェントという外部の目から企業を見て
その会社の特色や実際就職した方の生の声
その後、離職したかどうかなども聞けること!
なので、これから転職の方には
この第三者の声を聞きながら転職活動ができる仕組みは
ものすごくオススメです!
環境が変われば人は変わる
転職エージェントの力を借り転職活動をした結果
ついに今の職場に辿り着きます!
この時から『住宅営業職』として仕事をし始めるのですが
営業職ってけっこうハードル感じる人も多い
僕も新卒時に『設計』で採用を目指したのは営業ができる気がしなかったからです
でもここまでの数年で気づきました!
僕が一番好きなのはお客さんと打ち合わせしながら
間取りを書いている時間
そして、間取りを提案して喜んでもらえた瞬間
だからこの時の転職ではとにかく
営業だろうがなんだろうが
直接話せて間取りを作れることが大事だった
そうして、職場を変えてみると…
上司はまったく否定的なことを言わない
有給を取らないと心配されるし
なんなら業務もとにかく早く終わってと言われる
なのに、お客さんには笑顔でお引き渡し
…感謝もして貰える
職場環境がいいからオーナーさんからも
『楽しそうに仕事しているから建築を頼むことにした』
とも言っていただける…
環境を変えるだけで鬱々と仕事をすることも
愚痴だけの飲み会をすることも馬鹿馬鹿しくなる
自分や生活を変えるのに一番手っ取り早いのは
自分を変えることよりも環境を変えることだと
本当に感じました!
そして発信を始める…
わりとブログやってる方で多いのが
会社員でいる生活を抜け出したくて!
フリーランスになりたくて!
っていう方をよく見かけます!
それ自体はとても凄いことだと思うし
むしろ『格好良い!!!』ってリスペクトする
そして、僕はというと
会社員でいることに不満はない!
今の会社も建てている家も好き!
ただ、もっと多くの人に発信したい!
という、
ただお話ししたい!
っていうマインドなので…
自分がいいと思ったものしか発信しません!
それでも、一人でも多くの人に
楽しい『家づくり』
後悔のない『家づくり』をして貰えるように
頑張っていきます!
ここまで付き合ってくれた方は
たぶん相当いい人です!
これからもよろしくお願いします!!